忌野清志郎さん
私がこの生涯で清志郎さんに出会えたのは、5年ほど前のとあるカウントダウンライブでのこと。
そのころの私は彼の数曲しか知らなかったため、奇抜なファッションとメイクの「いまわのきよしろう」という存在に驚きつつも私の心に気持ちよく入ってきて、ただ感動し、その雰囲気に魅了され、歌声から伝わるメッセージの強さに涙した。
たくさんいるアーティストの中でも、きよしろうさんの時間だけがものすごく、ものすごく天と近い時間に思えた。
ロックが大好きな清さんはメッセージの塊だと思う。
その彼が亡くなった。
この現代の今と言う時間の流れで、この世を旅立ったのは、ものすごく意味深く感じる。
「人が旅立つ時にも意味がある」とわが師のヨーコさんが言う。
大切なものをどんどんなくしていくこの今。
全ての楽曲をもう一度聴きなおす。
清志郎さんの残したものを、今命ある人たちがどれだけ感じ、どう動いていけるのか、きっときよしろうさんは天から楽しく見守っているのであろう。
世に名曲を残した方の旅立ちが続く今。
世界は動き続けている。
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